菜の花畑―歴史都市新潟研究会のブログ

歴史都市新潟研究会・杉山節子のブログです。はてなダイアリーの終了により、こちらに移ってきました。よろしくお願いいたします。

「幕末・明治期の三根山藩・峰岡藩―『絵物語・ふるさと』から」―第六十七回公開講座のご案内

去る22日(火)に開催の公開講座「廃藩以前の越後府新潟県・水原県―府県と“藩”」には、皆様お運びいただき、ありがとうございました。


府・県という行政単位は今でも存在するため、明治時代の府や県を考える時、ともすると今と同じようなものとして考えがちです。しかし当時の府・県は、1)明治新政府の直轄領に関わる行政事務を行う機関で、旧大名家の所領(藩)には干渉できないこと、2)そのため、一定の境界の中を「面」として管轄するという感覚ではなく、江戸時代以前と同様に管轄下の村落を「点」で把握するものであった、というお話しを致しました。



さて、今月の公開講座は、「幕末・明治期の三根山藩峰岡藩―『絵物語・ふるさと』から」というテーマで、6月19日(火)に行います。


今回は、長岡城主の牧野家の分家で、三根山(のち峰岡と改称)を拠点とした三根山藩峰岡藩)の幕末・明治維新期の状況を記した『絵物語 ふるさと』という史料をご紹介します。三根山牧野家で祐筆役を務め、維新後は学校の校長などを務めた水谷学の子息が記した肉筆・絵入の回想記を通して、<歴史資料として回想記をどう読むか?>というお話を致します。



集合場所は、通常通り、西堀6番館ビル・3階の研修室です。



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  日時;2018年6月19日(火) 11:00より

  場所;西堀6番館ビル 3階 研修室
     新潟市中央区西堀前通6番町894番地1
     (地図はこちらです。)
  内容; 「幕末・明治期の三根山藩峰岡版―『絵物語・ふるさと』から」
  講師;杉山節子(歴史都市新潟研究会・代表)
  参加費;500円(資料代)  


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ランチ会を兼ねており、予約の都合がございます。また、配布資料の準備の都合もございますので、ご参加予定の方は、あらかじめご連絡をお願いいたします。


どうぞ、よろしくお願いいたします。