菜の花畑―歴史都市新潟研究会のブログ

歴史都市新潟研究会・杉山節子のブログです。はてなダイアリーの終了により、こちらに移ってきました。よろしくお願いいたします。

「廃藩以前の越後府・新潟県・水原県―府・県と“藩”」―第六十六回公開講座のご案内

先月の24日(火)に開催の公開講座「新潟開港と沼垂"上地"」には、皆様お運びいただき、ありがとうございました。


江戸時代には新発田城主の溝口家の所領であった沼垂村。その沼垂村を明治新政府明治新政府の直轄領(天朝御領)に組み入れ、新潟県の管轄とした沼垂“上地”。一見、何の関係もないようなこの沼垂“上地”と新潟の開港には、深いかかわりがあり、さらに大河津分水路の開鑿にもつながっていく、という話を致しました。



さて、今月の公開講座は、「廃藩以前の越後府新潟県・水原県―府県と“藩”」というテーマで、5月22日(火)に行います。


沼垂の“上地”とも密接に関わることですが、明治時代の初め、都市部の行政を管轄した「府」や村落などの行政を管轄した「県」の支配の及ぶ範囲は、極めて限られていました。下の地図で言えば、黄色の枠で囲まれている部分のみで、紫色の枠で囲まれている町や村には、その支配権が及びませんでした。沼垂“上地”というのは、沼垂とその周辺を黄色に塗りかえることを意味したわけです。



そこで次回は、関係史料をご紹介しながら、明治初期の府・県・藩という三つの行政単位について考えます。

集合場所は、通常通り、西堀6番館ビル・3階の研修室です。



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  日時;2018年5月22日(火) 11:00より

  場所;西堀6番館ビル 3階 研修室
     新潟市中央区西堀前通6番町894番地1
     (地図はこちらです。)
  内容; 「廃藩以前の越後府新潟県・水原県―府・県と“藩”」
  講師;杉山節子(歴史都市新潟研究会・代表)
  参加費;500円(資料代)  


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ランチ会を兼ねており、予約の都合がございます。また、配布資料の準備の都合もございますので、ご参加予定の方は、あらかじめご連絡をお願いいたします。


どうぞ、よろしくお願いいたします。