菜の花畑―歴史都市新潟研究会のブログ

歴史都市新潟研究会・杉山節子のブログです。はてなダイアリーの終了により、こちらに移ってきました。よろしくお願いいたします。

石黒忠悳が記録した旧幕府の代官―第四十一回公開講座のご案内

先月26日に開催の歴史都市新潟研究会・第四十回公開講座には、皆様お運びいただきどうもありがとうございました。


越後国蒲原郡茗荷谷新田の名主を勤める田村専吾が、水原の大庄屋建部蔵軒のもとを訪れて語った新潟奉行所の終焉の様子を記した史料を読み説きながら、新潟の人々が新潟奉行所の最後をどのようにみていたのかを考えました。

さて、今月の公開講座は、「石黒忠悳が記録した旧幕府の代官」というテーマで行います。


江戸時代に、町方(まちかた)、すなわち都市部の行政・司法・警察などを担当したのが(町)奉行ならば、村方の行政・司法・警察、そして徴税などを担当したのが郡代・代官です。

現在の新潟県小千谷市(旧三島郡片貝村)の石黒家に生まれた石黒忠悳(いしぐろ・ただのり/のち陸軍軍医総監・子爵)は、幕臣の平野家を継いだ父に随って諸所の代官所の陣屋で成長し、その様子を記録しています。


今回は、その石黒の回想録『懐旧九十年』を他の文献史料とあわせて読み説きながら、奉行所と対比的な幕末の代官所の様子を考えます。


本質は、〈爺様の昔語りを読む〉という気軽なテーマですので、皆様、お誘いあわせの上お出かけください。

集合場所は、通常通り、西堀6番館ビル・3階の研修室です。




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  日時;2016年3月25日(金) 16:00より

  場所;西堀6番館ビル 3階 研修室
     新潟市中央区西堀前通6番町894番地1
     (地図はこちらです。)
  内容; 「石黒忠悳が記録した旧幕府の代官」
  講師;杉山節子(歴史都市新潟研究会・代表)
  参加費;500円(資料代)  


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お申し込みは不要ですので、当日、会場にお越しください。
よろしくお願いいたします。