菜の花畑―歴史都市新潟研究会のブログ

歴史都市新潟研究会・杉山節子のブログです。はてなダイアリーの終了により、こちらに移ってきました。よろしくお願いいたします。

「山西敏弥『幕末遭難記』の成立と佐渡奉行所の職員録」―第八十五回公開講座のご案内

先月22日(金)に開催の公開講座「開港期新潟 <通弁>列伝・その2」には、皆様お運びいただき、ありがとうございました。

また、30日(土)に開催の<新潟文化財観賞会>11月例会「開港期新潟の通弁たち」にお越しいただいた皆様にも、感謝申し上げます。

 

新潟は、明治元年(1868)11月に開港し、2019年は開港150年に当たります。その新潟の地に、開港前後に通訳官としてやって来た人々の事蹟を同時代の一次史料を博捜・分析することで明らかにすることができたのではないかと思います。

 

さて、来月の公開講座「山西敏弥『幕末遭難記』の成立と佐渡奉行所の職員録」というテーマで、12月24日(火)に行います。

 

慶応3年に来越した通弁の事蹟を記した史料の一つに、山西敏弥『幕末遭難記』があります。山西は、佐渡奉行所で奉行秘書官<広間役>を務めた旧幕臣の子息で、佐渡の夷港(両津港)に詰めていた通弁の長谷川誠次郎(維新後は大蔵官僚・札幌農学校教授となる豊原百太郎)から英語を学び、戊辰戦争前後の出来事を『幕末遭難記録』に記しました。

次回の講座では、幕末の佐渡奉行所の職員録(『佐渡分限帳』@国立公文書館所蔵)をご紹介しながら、山西『幕末遭難記』の編纂・成立をめぐる状況を<佐渡人脈>の中に位置付けたいと思います。

 

集合場所は、通常通り、西堀6番館ビル・3階の研修室です。
なお当日、会の終了後に、忘年会を予定しております。



============================================================

  日時;2019年12月24日(火) 11:00より

  場所;西堀6番館ビル 3階 研修室
     新潟市中央区西堀前通6番町894番地1
     (地図はこちらです。)
  内容;「山西敏弥『幕末遭難記』の成立と佐渡奉行所の職員録」
  講師;杉山節子(歴史都市新潟研究会・代表)
  参加費;500円(資料代)  

 

============================================================
講座の後に、忘年会を行います。予約の都合、また配布資料の準備の都合もございますので、ご参加予定の方は、あらかじめご連絡をお願いいたします。

 

どうぞ、よろしくお願いいたします。