昨年度、江南区郷土資料館で開催しておりました古文書学習会の<実践編>で読み進めてきた『新発田領八ヶ村・御料所十二ヶ村 出入双方訴状・返答書写』の第六通目の文書について、
(1)差出の3人はどのような立場の人と考えられるか?
(2)宛先の人物はどのような立場の人と考えられるか?
(3)この文書は、どのようなことを伝えたかったのか?
を考える宿題のヒント03です。
(ヒント01);第六通目の文書の翻刻
(ヒント02)同じく訓読文
さて、この文書の日付、差出と宛先は、次のように書かれています。
「 十二月 奥田所右衛門<書判>
柴山八太夫 <書判>
坂井軍太夫 <書判>
喜多川要太兵衛様 」
そこで、まずは坂井・柴山・奥田の3名がどのような立場の人物であるのか、を考え、探っていくことになります。
江戸時代中期(寛政年間)以前の新発田城主の溝口家の家臣を調べる際は、まずどんな書物を紐解くとよいのでしたでしょうか?
探る手順は、2019年度の古文書学習会で『御法度書写』を講読した際のレジュメに、具体的に解説をしてありますので、それをヒントにご自身で調べてみてください!