先月26日(金)に開催の公開講座「幕末越後の“草莽の”志士たち―松田秀次郎『鞅掌日記』を読む」には、皆様お運びいただき、ありがとうございました。その後のランチ会ともども、楽しい会となりました。
さて、5月の公開講座は、「江戸時代の江南区と新発田領の村々―村方に伝来した<侍帳>が語るもの」というテーマで、5月28日(火)に行います。
江戸時代、新発田城主の溝口家の所領では、数十から百以上の村落からなる「組」という村落集団を設定し、有力農民を中心に自治的な村の運営が行われていました。「組」の代表である大庄屋、村の代表である名主や組頭などを務めた者は、村落の代表者として溝口家の役人たちと交渉することがあったため、そうした有力農民の家の文書に、溝口家の家臣団の名簿<侍帳
>が伝えられていることがあります。
有力農民の家に伝えられた<侍帳>は、溝口家の家臣の武士の家に伝えられたものと比べてどのような特徴があるのでしょうか。
今回の講座では、このような観点から、村方に残された溝口家の家臣の名簿が物語る江戸時代の村落の様子を探ります。
集合場所は、通常通り、西堀6番館ビル・3階の研修室です。
なお当日、会の終了後に、ランチ会を予定しております。
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日時;2019年5月28日(火) 11:00より
場所;西堀6番館ビル 3階 研修室
新潟市中央区西堀前通6番町894番地1
(地図はこちらです。)
内容;「江戸時代の江南区と新発田領の村々―村方に伝来した<侍帳>が語るもの」
講師;杉山節子(歴史都市新潟研究会・代表)
参加費;500円(資料代)
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講座の後に、「割烹 岡田 本店」にてランチ会を行います。予約の都合、また配布資料の準備の都合もございますので、ご参加予定の方は、あらかじめご連絡をお願いいたします。
どうぞ、よろしくお願いいたします。