菜の花畑―歴史都市新潟研究会のブログ

歴史都市新潟研究会・杉山節子のブログです。はてなダイアリーの終了により、こちらに移ってきました。よろしくお願いいたします。

江南区郷土資料館「知ってるつもり?! 亀田八景と大倉南岱」展

江南区郷土資料館では、12/3(木)より19(土)まで、特別展「知ってるつもり?! 亀田八景と大倉南岱」を開催しております

 

江戸後期の弘化4年(1847)、亀田の有力町人で文人・絵師でもあった大倉南岱(市十郎)は、新潟などから絵師・文人らを招いて書画会を催し、亀田の景勝地を描いた木版画を作りました。当時、亀田には著名な三人の老人たちが住んでおり、その長寿を祝うためでした。

 

江南区郷土資料館では、この時に製作された「亀田八景」の版木そのもの(新潟市重要文化財)をはじめ、屏風などを所蔵するほか、昨年度に当館に寄贈された北山片桐家文書の中には、亀田八景の掛け軸や南岱の肉筆画などが含まれています。

 

そこでこの特別展では、大倉南岱と亀田八景の関係史料を一堂に展示し、江戸後期の有力町人や文人の世界をご紹介しています。南岱が絵を学ぶために模写・書写した画譜・画帖や自ら用いた印章(いずれも個人蔵)などは、初公開の史料です。
江戸後期の亀田の景勝地にタイムスリップしてみてください。

 

すでにご来場をいただきました皆様に厚く御礼申し上げますと共に、皆様のお越しをお待ちしております。

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